在宅勤務をする人が増え、ネット会議システムの利用者が増えた。ネット会議で研修を行っても、一方通行の解説しかできないと思われているが、実は、ネット会議でも双方向の演習ができる。それも、より短時間で実施できる場合もあるのだ。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

ネット会議での研修は
スキルが上がらない?

ネット会議をする男性
ネット会議をリアルの会議に近づけるには、少し工夫が必要である Photo:PIXTA

 さまざまな企業で、各層のビジネスパーソンの方々に参加いただいて、リーダーシップ実践力を高める演習プログラムを実施している。話し手が解説や説明を行い、聞き手がじっと聞いている一方通行の研修ではない。

 解説や説明をほとんど行わず、その代わり、トレーナーの私が質問して参加者のどなたかが回答したり、2人1組でロールプレイングをしたり、ロープレをしながらスマホで自撮りし、録画内容を確認して話法を修正したりするといった、双方向の演習を繰り返して、その場でスキルを高めるプログラムだ。

 在宅勤務の人が増えるに従い、ZoomやSkypeなどネット会議システムを使用して、演習することが多くなった。一方、「ネット会議で双方向の演習が成り立つはずがない」「ネット会議ではスキルが判定できない」「ネット会議ではスキルが上がらない」というような、ネット会議だから一方通行になってもしかたがないという諦念に満ちている人も少なからずいる。

 しかし、実は、ネット会議でも、双方向の演習ができる。スキル判定も可能だし、スキルを上げることもできるのだ。それも、対面で実施するよりも短時間で実施できる場合もある。