左右・上下に異なる意識をもって心の統合を
ここでシンクロニシティが、今回の閉じこもり生活からくる心の悪化を防ぐためにどう実践できるかについて、下記の手書きフレームを元に説明します。これは、ディマー二・メソッドを自ら実践・啓蒙するライフコーチ北原万紀さんが、先日、自主隔離先のホテルから行ったオンライン講義(無料導入編https://youtu.be/3uI8JM0_Hu8)で使用していた講義メモの一部を拝借したものです。
結論から言うと、シンクロニシティを得るためのポイントは、横軸のプラス(左・物質)とマイナス(右・反物質)、縦軸の光(上・Light)と混沌(下・Chaos)、つまり上下左右を同時に意識して心の全体を統合できる状態にするということです。
例えば、仮に今回の閉じこもり生活の中で、横軸が、右のマイナス感情(不安、怖い、辛い、怒り、ストレス…)、縦軸が、下の混沌とした認識(政治家の言うこともバラバラでコロコロ変わる、国民の意見や行動もバラバラ、専門家の仮説もいろいろあり複雑…)に偏った人はどうなるでしょうか?生き残りのための動物的本能から他者攻撃や利己的行動に走るか、逆に自分を卑下しマイナス感情をため込み我慢することで負の連鎖に陥る可能性でてきます。
これを避けるために、横軸では、左のプラスにも意識を向けることで、横軸のシンクロニシティが起きます。例えば、地球環境にプラス、変わらぬ自然に感謝、家族や身近な人との時間を見直す、コロナ後の仕事・人生・社会の在り方を考える等です。また、縦軸では、上の光の認識を同時に持つことで、縦軸のシンクロニシティが起きます。例えば、社会がどう変わろうと周りがどう言おうと、「これが自分として譲れない変わらぬ大切な価値観や考えだ」「これが自分の生きる意味や使命感だ」等です。こうして縦横で心が統合されることで、気持ちが軽くなりポジティブにもなれるはずです。
例えば、下記リンクは1つの事例です。筆者が日本の大学に籍を置いていた時の教え子(26歳)のブログです。今回のコロナ危機を受け綴ったもので、読んでいただくとわかりますが、彼の心が統合していることがわかります(本人は上述のフレームを意識してはいませんが)。