米マイクロソフトが29日公表した1-3月期(第3四半期)決算は、クラウド事業の好調が寄与し、増収増益となった。新型コロナウイルス流行による在宅勤務の増加などが追い風となった。1株利益は前年同期の1.14ドルから1.40ドルに増加。売上高は15%増の350億ドルとなった。ファクトセットがまとめた市場予想は1株利益が1.28ドル、売上高が337億6000万ドルだった。収益を最も押し上げたのがアジュール事業で、59%の増収となった。同事業はコロナ危機前からすでに利益の柱だったが、在宅勤務や自宅待機命令によるネット利用の増加を受けて、とりわけ好調となった。サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は発表文で「ここ2カ月で2年分のデジタル変革が見られた」とコメントした。
マイクロソフト、1-3月は増収増益 コロナでクラウド好調
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