コロナ対策で自宅の消毒にスプレー式を使わない方がいい理由ドアノブなどを消毒するときの正しいやり方とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの感染者拡大を受け、いま日本中が「自粛」のさなかにあります。事態の収束には、1人ひとりが正しく予防し拡大を防ぐ行動が不可欠でしょう。しかし、コロナ対策については日々様々な情報が飛び交い、その正誤判断が難しい現状です。そこで今回は、ホームライフ取材班の『いますぐ知りたい!新型コロナ対策』(青春出版社)から、正しいコロナ対策の方法を紹介します。

ドアノブなどを消毒するときはどうやるのが正しい?

 家のなかで感染するリスクを下げるには、手で触るものを消毒しておくことが大切です。このとき、スプレー式のアルコール消毒液をプッシュする方法と、塩素系漂白剤を薄めた消毒液で拭く方法があるのですが、どちらのほうが感染リスクを下げられるのでしょうか?

 たしかに手軽な方法は、ボトルに入ったスプレー式のアルコール消毒液をプッシュすることでしょう。しかし、スプレーで噴霧すると、その勢いによって、付着していたウイルスが飛び散ってしまう可能性があります。例えば、ドアノブにプッシュした場合、ドアノブ自体はきれいになっても、ウイルスが周りのドアや床などに飛び散って汚染されることが考えられるのです。

 家のなかを消毒する場合は、食器の茶渋を取ったり、まな板の消毒をしたりするときに使う塩素系漂白剤の出番。水で薄めて消毒液を作り、ペーパータオルなどに十分含ませてから消毒し、そのあとで水拭きするようにしましょう。