米バイオテクノロジー企業のモデルナは18日、新型コロナウイルス感染症「Covid-19」ワクチン候補の臨床試験の第1相試験で、被験者が免疫反応を示したと明らかにした。モデルナによると、被験者は用量の異なるワクチンの投与を受けたが、全員が1回の投与から15日以内にセロコンバージョン(血清転換)を起こした。これは抗体ができたことを意味する。2回目の投与から2週間後、最も少量のワクチンを投与された被験者では、新型コロナ感染症から回復した患者と同じレベルの結合抗体が作られた。中程度の投与を受けた被験者では、感染症から回復した患者を著しく上回るレベルの結合抗体が確認できた。また被験者8人の中和抗体のデータによると、2回目の投与後、中和抗体のレベルは回復した患者と同じかそれ以上だった。
米モデルナ、コロナ向けワクチンの臨床試験で好結果
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