その後、コスト削減の観点(オフィススペースの有効活用など)からも、ワークライフバランスの観点からも積極的にテレワークを利用する会社が増えました。

 また、2000年前後の鳥インフルエンザをきっかけに、BCP/事業継続計画(Business Continuity Plan)の一環で、遠隔でも仕事ができる環境をつくるための準備をした企業とそうではない企業で格差がありました。もちろん、絶対にテレワークができないという業種・業態はあるでしょう。しかし、業務を分解すれば在宅でもできる仕事を切り出すことはできるのではないでしょうか?

一国一城の主のつもりで
成果を出さなければ雇用は守ってもらえない

「起業家精神=アントレプレナーシップ」という言葉を聞いたことはありますか?新しく事業を起こすための考え方や態度、そして行動を起こす動機を持つことです。

 今は、大企業も中小企業もかつて経験をしたことのない非常事態です。仕事の指示を待っていたのでは、遅いでしょう。自分が一国一城の主である意識を持って、どれだけ自分事として仕事ができるかが大切です。

 例えば、「今の状況でもビジネスのチャンスはないか?」「自分の仕事のやり方を見直し、うまくいった事例を他の人に伝えられないか?」「離れていても協力し合って新しいことを始められないか?」など、自分が貢献できることを探していきましょう。

 もちろん、新しいことをやってすぐさま給料が上がったり、昇進できるわけではないかもしれませんし、成果を出し続けても、今後も雇用されるという保証はありません。また、もし転職する場合、テレワークでも成果が出せたということは、アピールポイントになります。

「顧客を誰と捉えるか」によって
働き方が変わる

 もし、あなたが直接お客様に接する立場であれば、お金をお支払いくださる方が顧客でしょう。しかし、直接お客様に接することがない立場であっても、顧客はいるのです。

 顧客には、外部顧客と内部顧客があります。外部顧客は前者で、内部顧客はあなたの仕事の関係者すべてです。例えば、上司や他部署の人、後輩、部下なども内部顧客と考えます。

 もし、あなたが独立して今の仕事を外注で受けるとしたら、一体いくら支払ってもらえるでしょうか?

 あなたに発注する理由は何でしょう?