会社を買って経営者になりたいけど
実際に何をすればいいの?
その反響は予想以上で、NHKの「クローズアップ現代」をはじめ、テレビや雑誌などさまざまなメディアで取り上げられることになりました。私のツイッターにも多くの感想が寄せられ、私自身、手応えを感じました。
その後、私は2冊の本を上梓することもできました。続編の『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 会計編』(講談社+α新書)では、会社を買ったり経営したりするための会計的な知識についてまとめました。
『資本家マインドセット』(幻冬舎)では、サラリーマンは幕末の侍のように滅び行く存在なので、サラリーマンは辞めて、会社を買って「資本家」として生きていこうと提唱し、そのための心構えをまとめました。
そして今回、「小さな会社を買う」ための実践的なノウハウとして、『サラリーマンがオーナー社長になるための企業買収完全ガイド』を書きました。会社を買うためには実際に何をすればいいのか、そのすべてを開陳しています。
つまり、サラリーマンとしての将来に不安を抱きつつも、「起業はムリだよな。でも三戸とかいうやつが会社を買って経営者になれると言っているぞ。そんなことができたらいいけど、実際に何をすればいいのかなあ」と思っているあなたのための本です。
小さな会社を買うという「個人M&A」はどんなプロセスで進めていくのか、それぞれのプロセスでは何をすればいいのか、会社をどうやって探し、どう値段をつけるのか、交渉ではどんなことに気をつけるのか、それぞれの段階ではどんな契約書が必要で、何に気をつけて作るのか、どんな知識が必要なのかなどなど、かゆいところに手が届く内容になっています。
私の主催するコミュニティサロン「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン」のメンバーにも協力をしてもらいました。サロンは開始から1年が過ぎ、メンバーは各業界のサラリーマンはもちろん、弁護士、会計士、税理士、中小企業診断士などの専門家も参加していて、その数は200人を超えています。