4つに分類される企業の採用動向
狙い目の会社とは

 求人を行う企業側の動向を見ていると、現在は大きく4つに分類できます。

 1つ目は新型コロナウイルスの直撃を受けて、採用どころではなくなっている業界の会社。飲食や旅行、観光など人の移動を伴うような業界とその周辺の業界がこれにあたり、採用はほぼ完全にストップしています。

 2つ目は、直撃は受けていないものの徐々に悪影響が出てくることを予想して様子見をしている会社です。3つ目は、悪影響は予想しているものの「優秀な人材を獲得するチャンス」と見て、積極的に採用に動いている会社。

 最後が、新型コロナウイルスがビジネスの追い風になっている会社です。具体的には医療系やネット通販などの会社で、積極的に採用を行っています。

 自分が転職したいと思っている会社が第1分類に当てはまれば、現在は無理でしょう。第2分類も狭き門。また、第2分類の会社には、表向きは求人を出していても、実際には絞っているというパターンがあるので注意が必要です。

 特に経営者と距離のある人事の担当者だと「採用は継続中です。こういうご時世ですが、優秀な人がいたらぜひ採りたい」と口では言うし、選考も進めるのですが、ほぼ通らないので応募するだけ無駄になってしまいます。

 そうなると現実的な転職先候補となるのは、第3分類と第4分類の会社となります。その中でもしっかり利益を積み上げて内部留保の厚い会社は、足元で悪影響は受けていても、採用する余力はあります。

「むしろこういう時期だからこそ、同業他社から優秀な人材を採用できる」

 そうもくろんで採用のアクセルを踏み込んでいる第3分類の会社と、ビジネスに追い風が吹いている第4分類の会社が狙い目というわけです。自分が転職したいと考えている会社が、どの分類に入るかを考えた上で動かないと徒労に終わってしまいます。