「偏差値が高いから問題も難しい」わけではない
「中学受験 大学付属校 合格バイブル」の中でも詳しく説明していますが、偏差値と入試問題の出題傾向に相関はありません。出題傾向とは、問題の難易度や特徴です。つまり、偏差値が高いから問題が難しいということはないのです。同じような偏差値帯にある学校が、似たような問題を出すわけでもありません。
特に大学付属校と進学校は大きく違います。付属校の入試問題と進学校の入試問題は、スポーツで例えるなら、マラソンと短距離走ぐらい違いがあります。マラソンが得意な子は、必ずしも100メートル走で1位をとれるわけではありません。逆もしかりです。
ゆりえさんは、進学校向けの勉強(短距離走)をしていたために、付属校向けの入試(マラソン)に対応できなかったのです。