今回の改正道交法の施行のタイミングは、世間がコロナ禍一色に染まる中で歓迎されることではある。

 そこでいざ、このあおり運転を証明する手段として、ドライブレコーダー(ドラレコ=車載カメラ)の出番が高まることにもなる。

 最近のニュースなどで、しばしば「あおり運転」というキーワードとセットになるのが、この「ドラレコ」だ。

 昨年夏のあおり運転殴打事件でも、被害者のドラレコに記録された鮮明な映像が報道された。いまやドラレコは「犯罪の証拠」として、また事故原因の究明や再発防止に役立つツールとして急速に着目されている。

「ドラレコ装着」の動きは
ますます加速する

 カー用品最大手のオートバックスセブンによると「4~5月はコロナ禍の影響で減っていたが、近年、ドラレコの認知が高まり、昨夏の事件以降、ドラレコ装着の増加トレンドが続いていた中で、今回の厳罰化でドラレコ需要は過熱しそう」(鈴木政和同社IR・広報部)と予測している。

 今後、ドラレコ商戦が一気に盛り上がるのは間違いなさそうだ。

 このドラレコ製品も前方のみのカメラから前後2カメラ、さらには360度カメラ搭載とバリエーションが広がる中で新製品も発表され、画質(補正技術)も向上している。また、付属する記録媒体の容量が大きくなり長時間の記録が可能になるなど、ドライバーの安全・安心をフォローする製品としての位置づけを高めてきている。ドラレコ装着率は現状30%程度であり、今回の改正道交法施行が決まって商戦白熱化に拍車がかかりそうだ。