30年続けてコミュニティを文化にする

廣瀬:まだまだです。そもそも最初に始めた段階から、30年は続けないとダメだという気持ちで挑んでいました。文化にするには、それぐらいの時間がかかるだろ、と。

 もちろん「NoMaps」がすべてをやらなくてもいいんです。ただ、それぐらいの時間をかけて北海道をクリエイティブにしたいという意気込みを、みんなが持っています。今はまだ途上ですが、みんながクリエイティブに社会を良くしよう、地域を盛り上げようという思いを抱いています。

 その意味でも、個人的にこれからのカギを握るのは30代以下の若手だと思っています。その世代がより良い社会構築に向けて新しいことにチャレンジできる環境をつくっていきたい。先日も札幌市の30歳前後の人を集めて新たな勉強会を立ち上げました。まだまだやることはたくさんありますよ。

社会人の必須スキル「コミュニティ運営力」って何?