転職・就職 新14メガトレンド#14Photo:taa22/gettyimages

転職を経て年収1000万~2000万円クラスに上り詰めた優秀なエグゼクティブ人材たちは、コロナ禍で自身のキャリアをどう考えたのか。特集『転職・就職 新14メガトレンド』(全14回)の最終回では、「アフターコロナのエグゼクティブ転職」について、給料アップの極意を解説する。(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)

「デキるエグゼクティブ」たちは
コロナ禍でキャリアをどう考えた?

 最近、当社では中間管理職以上の「エグゼクティブ」の面談が増加しています。これは新型コロナウイルスの影響が大きいと考えています。

 今後のキャリアを考えて自ら面談を希望される方に加え、こちらから候補者にお声掛けした場合の反応率もコロナ以前に比べて明らかに上がっています。こうした傾向から、このコロナ禍で自身のキャリアを含め、将来について考えを巡らせた人がとても多いことがうかがえます。

「今すぐ転職したい」という人から「すぐには考えていないが、何か良い案件があれば」という人までさまざまですが、キャリアを中長期的に見直す中で今後のために関心のある領域や業界の情報収集に取り組むようになった人が増えていると感じます。

 では、こうしたエグゼクティブの人たちはアフターコロナのキャリアを考えたり、働く会社を選んだりする上で何を重視しているのでしょうか。