転職・就職 新14メガトレンド#18
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コロナ禍で、転職市場や人々の働き方や価値観はどのように変化したのか。特集『転職・就職 新14メガトレンド』では、ベストセラー『転職の思考法』の著者・北野唯我氏とリクルートキャリアHR統括編集長の藤井薫氏、doda編集長の喜多恭子氏、リクルートワークス研究所主任研究員の中村天江氏、パーソル総合研究所上席主任研究員の小林祐児氏の5人による特別座談会を6月30日に生放送で配信した。今回は、その座談会の一部を再構成してお届けする。『「まだらテレワーク」で組織崩壊の危機!働き方専門家4人の徹底議論』に続く後編では、転職市場はどう変化しているのか、これからどうキャリアを考えていくべきなのか、失敗しないコロナ時代の「転職の思考法」を解説する。(構成/ライター 奥田由意)

>>座談会全編はこちら!『【動画】コロナ時代の「転職の思考法」、北野唯我氏が転職市場の専門家と語る』

転職は買い手市場へ
異業種にはチャンスも?

北野唯我(司会) ここまで労働市場についてお聞きしてきましたが、「コロナ後の転職」についてもたっぷり聞いていきたいと思います。まず、転職市場の動向について、喜多さん教えていただけますか。

喜多恭子(doda編集長) 転職市場は、完全に買い手市場に変わりました。求人数は大幅に減少。特に未経験者の求人が減っています。一方で、求職者の減少幅は小さいというのがコロナ禍以降の転職市場の状況ですね。

 また、企業側の意思が働く書類通過率、面接通過率などは、数値が軒並み低下している一方、転職希望者が決める1次面接の設定率、内定承諾率といった数値は上昇しています。企業にとっては採用効率が非常に良い。たくさんの人が応募して、企業が厳選採用しているという状況です。

北野 未経験者の求人が大きく減っているということですが、今異業種へ転職するのは難しいのでしょうか。