キャンディ・イバラ
俳優でプロデューサーのイバラさん(6月25日) Photo:Emily Berl for The Wall Street Journal

 キャンディ・イバラさんは2020年初めには6つ仕事を持っていた。今は何もない。

 3月までに、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に見舞われた経済が急降下し、出演するはずだったターゲット社のコマーシャルがキャンセルされた。少なくともあと6つのハリウッドのプロジェクトもだ。生活のためにしていた俳優以外の、個人的な調査や通訳といった仕事は移動制限などのために干上がった。

 ここ数週間で一部の通訳業務が実質的に再開し、イバラさんはカスタマーサービス業務もしているが、時給はわずか9ドルだ。40代のシングルマザーであるイバラさんは、「取るに足らない」金額だと述べた。

 俳優でプロデューサーのイバラさんは、パンデミックに際して苦戦しているクリエーティブ系のフリーランサーの1人だ。

 エコノミストらによると、クリエーティブ系のフリーランサーは、コロナ流行を主因とする景気後退で最も大きな打撃を受けた部類に入る。パフォーマー、制作クルー、相乗りドライバー、パーソナルトレーナーは第一陣で仕事を失い、今後復活するとしても最後になる可能性が高いと専門家らは話す。