クルーズ業界はもう終わりだと思っていた門外漢にはピンとこない話だ。クルーズ船運航会社はこの数十年の間にそれなりの困難を乗り越えてきた。しかし新型コロナウイルスが世界的に流行する中、予約のキャンセルや規制強化、訴訟、除染コストに圧迫されて運航会社の存続そのものが脅威にさらされているとの見方もある。だが運航会社にとって幸いなことに、筋金入りの愛好家はまた船に乗り込むのが待ちきれないようだ。主要運航会社のカーニバル、ロイヤル・カリビアン・クルージズ、ノルウェージャン・クルーズラインの株価は大幅に下がっているが、ゆくゆくはこうした愛好家の支持が株価を立ち直らせてくれるはずだ。各社が資金的に持ちこたえられれば、の話だが。
コロナ禍でもクルーズファン健在、来年の予約上伸
クルーズ客の人数・割合ともに最も伸びているのはミレニアル世代
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