目標達成に必要な年利回りは5・8%

 (5)投資に回せる余剰資金はいくら?
 ステップ(3)で確認した「現預金の合計」から、ステップ(4)で計算した「いざというときのために備えておくべきお金」を引きましょう。こうして出てきた金額が、あなたが投資に回せるお金、すなわち「余剰資金」です。

太田さんの余剰資金はいくらでしょうか? 手持ちの現預金が170万円、備えとして残しておくべきお金が180万円ですから、170万円はそのまま預金としてとっておき、投資に回すことは考えないことにします。

 (6)毎月の積立可能額はいくら?
 もう一息です。ここで、毎月継続的に資産運用に回せるお金があるかどうかも考えておきましょう。あなたは毎月、手取り収入から生活費、交際費、趣味などに使うお金を差し引くと、いくら手元に残りますか? 生活に困らないだけの余裕は残したうえで、継続的に積み立てられるお金がいくらになるのかを考えましょう。
太田さんは、多少の余裕を見ても毎月3万円は投資に回せると判断しました。

 (7)目標達成に必要な年間の運用利回りは?
 いよいよ最後のステップになりました。ここまでの6つのステップの答えをもとに、あなたが年間で何%の運用利回りをあげればよいかを計算します。

 余剰資金と毎月の積立額を何%の利回りで運用すれば目標金額に到達できるのか? この計算はとても複雑ですから、面倒なことはスマホアプリに任せてしまいましょう。

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