体の硬さを侮ってはいけません。体が硬いことで生じる体のトラブルは少なくないのです。肩コリや腰痛の原因となったり、ケガをしやすくなったりしてしまうだけでなく、疲れやすくもなりますし、痩せにくい体質となり太りやすくさえなってしまいます。では、どうしたら体を柔らかくすることができるのか。
そんな疑問に答えてくれるのが、チャンネル登録数109万人を突破した大人気ストレッチ系YouTuberで、理学療法士として病院等でのさまざまな症状のリハビリに従事した経験をもつオガトレ氏。彼の初めての著書であり、どんなに体の硬い人でも絶対に柔らかくなるストレッチを教える『オガトレの超・超・超かたい体が柔らかくなる30秒ストレッチ』から一部抜粋、再構成してお送りします。（初出：2020年8月3日）
Photo: Adobe Stock
自分の体の本当の硬さレベルを知っていますか？
オガトレ理学療法士。ストレッチ系YouTuber
宮城県生まれ。専門学校卒業後、理学療法士の資格を取得し、6年間、公立の急性期病院にて、脳外科、整形外科、呼吸器、がん、スポーツ外来のリハビリに従事。その傍らトレーナーとしてインターハイや国民体育大会へ同行した。その後、訪問リハビリ、フィットネスジムの責任者を経て、現在はYouTuberとして活動している。
「体が硬くて困っている人をゼロにしたい」を信念に動画を配信しているYouTubeでのチャンネル登録者数は開始後1年で30万人を突破し、今も日々伸び続けている。
twitter @ogaryu___
撮影：大沼英樹
『オガトレの超・超・超かたい体が柔らかくなる30秒ストレッチ』では、まずは「自分に合ったストレッチをおこなうための4つの硬さチェック」からスタートしてもらうことにしています。
「長座」「開脚」「ひじ合わせ」「しゃがみ」の4つの姿勢をとってもらうことで、あなたの今の体の状態＝硬さのレベルを客観的に知ることができます。
本書では、硬さのレベルを「超硬い」「超・超硬い」「超・超・超硬い」の3段階に分けて説明しています。
自分は体が硬い……と思っている人でも、その硬さのレベルは軽度（超硬い）なのか、重度（超・超・超硬い）なのか、ということまでは案外わかっていないものです。
この硬さチェックをすることで、自分が思っていた以上に体が硬かった、あるいは思っていたほどではなくて安心したという人も少なくありません。
また、4つのチェックすべてが同じ硬さレベルというわけではなく、たとえば開脚は「超・超・超硬い」レベルだったけれど、しゃがみでは「超硬い」レベルだった、という場合もあります。まずは自分の硬さのレベルを正確に理解することが必要です。
今回は4つの硬さチェックの中から、「開脚」姿勢によるチェックを紹介します。
これにより、あなたの股関節の硬さレベルがわかります。
