筆者は病気を過度に心配するタイプではないが、よくあるちょっとした体調不良だと以前はみなしていた鼻水や寒気、せきなどが、地球を席巻している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の兆候ではないかと疑うことがよくある。少なくとも、自分の体がCOVID-19の症状を追跡するコンピューターと化すまでそうだった。筆者は過去3週間、オーラのスマートリング、フィットビットとガーミンの腕時計型活動量計、アップルウオッチ、2種類のハイテク皮膚パッチを身につけている。いずれもセンサーが内蔵されており、体温や血中酸素濃度、心拍数、せきの回数などのデータを筆者のスマートフォンに送信する。その目的は、COVID-19に罹患(りかん)したかどうかを見極めることにある(鼻くうを綿棒で拭う検査で確認したが、感染していなかった)。
コロナ感染、ウエアラブル端末で検知できるか? WSJ記者が体験
体温や心拍数、血中酸素濃度を測定する機器はウイルス封じ込めに役立つか
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