ドナルド・トランプ米大統領は30日、11月の大統領選を延期する可能性に初めて言及した。ツイッターへの投稿で「人々が適切に、確実に、安全に投票できる」時期が来るまで投票日をずらすことはできないかと問いかけた。大統領選の投票日を変更する権限は連邦議会だけが有している。1845年制定の法律により11月1日より後の第1火曜日と定められており、延期するには新たな法案が必要となる。今年の大統領選は11月3日となっている。議会指導部はコメントの要請に応じなかった。ホワイトハウスはトランプ氏の選挙陣営にコメントを求めるよう指示したが、陣営は今のところ返答していない。トランプ氏はこの日ツイートで、不在者投票には肯定的な姿勢を示した。ただ、一律に郵便投票を認めることについては、根拠を示すことなく、正確性に欠け不正を招くとして批判した。