ネズミ講等々にも要注意

 欲張りが失敗するもうけ話といえば、ねずみ講(無限連鎖講)にも要注意だ。加入者が他人を勧誘して加入させると、後順位者が先順位者に加入金を支払う等の仕組みのことである。

 自分が加入してから、他人を勧誘できなければ自分が損をするし、友人知人を無理に勧誘して加入させれば、友人知人が損をして恨みを買う可能性も高い。友人知人を失う方が、自分が投資金額を失うよりも人生において大きな損失かもしれないが、そうした例は多いようである。大いに気をつけよう。

孤独な高齢者が危ない

 もうけ話を耳にした時、気楽に相談できる相手がいれば、詐欺の被害が食い止められるかもしれない。相談ではなく雑談でもいい。「こんなもうけ話がある。もうかったら、ごちそうするよ」といった話を友人にするだけでも、友人が詐欺の可能性を指摘してくれるかもしれない。

 それ以前の問題として、孤独な高齢者は、優しくしてくれる人を信用しがちなので、詐欺師が近づきやすいそうだ。「俺の子は全く連絡して来ないのに、この若者は頻繁に顔を出して私の話し相手をしてくれたり世話をしてくれたりする。この若者の方がずっと頼りになる」と思わせたら、後はやりたい放題だからだ。

 もし、読者の親が一人暮らしをしているならば、これからは毎日老親に電話をしよう。特に、お盆の時期には新型コロナに注意しながら帰省するか、それが難しい場合にはできるだけ丁寧な近況報告をしよう。詐欺の予防という目的がなくても、親孝行はすべきだが(笑)。