米アップルとグーグルは13日、世界有数の人気ゲーム「フォートナイト」をそれぞれのアプリストアから削除した。アプリのダウンロードやアプリ内課金に伴い両社がアプリ開発会社に課す手数料を巡り対立が激化している。アップルの「アップストア」とグーグルの「グーグルプレイ」の運営手法に対抗する動きが強まっている。動画配信大手ネットフリックスやスウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーなどのアプリ各社も、アップルと手数料を巡り衝突している。モバイルアプリ市場調査のアップアニーによると、問題は年間約1200億ドル(約12兆8000億円)を生み出す世界のモバイルアプリ市場に及ぶ。フォートナイトを開発したエピックゲームズが、アップルとグーグルから課される30%の手数料を回避する新たなアプリ内課金システムを導入したことを受け、アップルとグーグルは各アプリストアでフォートナイトのアプリのダウンロードやアップデートができないようにした。