「『エアコンには換気もできる』というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ほとんどのエアコンは換気機能を搭載していません。エアコンは、室内の空気を吸い込んで冷やしたり温めたりする冷暖房機器なので、部屋の空気を循環させているだけで、室外の空気と入れ替えるものではないんです」

 ダイキンが実施した調査(※)でも、54.4%の人がエアコンでは換気できないことを「知らなかった」と回答しているそう。冷風が出ていると清々しさを感じるが、空気が入れ替わっているわけではないのだ。
(※)「コロナ禍における『換気に対する実態調査』」/2020年4月24〜26日/全国の男女500名

換気は30分に1回が理想
2つの窓を開けるのが基本

 そして、野呂氏は「換気の回数は多ければ多いほどいい」と話す。

「一般的な目安は最低1時間に1回、5〜10分間の換気です。理想は30分に1回、5分間の換気ですが、夜眠っている間や外出中は窓を開けられないので、起床時と家を出る前、そして帰宅後も空気を入れ替えましょう」

 30分に1回は少し大変かもしれないが、感染リスクを下げるためにも、こまめな換気は心がけたい。そして「短時間で効率よく換気をするにはコツがある」と野呂氏。

「空気を入れ替えるには外気を入れるだけでなく、こもった空気を排出しなければならないので、2つの窓を開放して空気の通り道をつくりましょう。なるべく遠くに位置している対角線上にある窓を2つ開けておくと、より効率的に換気できます。さらに、窓の外に向けて扇風機やサーキュレーターを設置すれば、より早く室内の空気を外に逃がせます」

図1
サーキュレーターのファンを窓に向けて室内の空気を外に出す 画像提供:ダイキン工業
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