生活の必需品になりつつある「マスク」。一時は使い捨ての不織布マスクが手に入らず、布マスクを洗いながら急場をしのいだ人もいるだろう。そんな中、これまでマスク事業に進出していなかったさまざまなメーカーが、高機能マスクの販売を始めて話題を集めている。(清談社 真島加代)
銀繊維の力で“抗菌防臭効果”を実現
「hamonAG マスク」
新型コロナの流行によってさまざまなメーカーが業界の垣根を超えて、マスクの製造・販売に踏み切っている。ここでは、コロナ禍を機に新たにマスクの製造をスタートして人気を博している3社に話を聞いた。
ウエアラブルIoT製品を扱うミツフジでは、3月中旬に銀繊維を使用した「hamonAG マスク」を発売。マスク不足が最も深刻な時期に発売されたこともあり、大きな話題を呼んだ。同社では2020年1〜2月頃に取引先から「マスクを作らないか」という相談を受け、マスクの開発をスタートしたという。