米ファストフードチェーン大手マクドナルドは、スティーブ・イースターブルック前最高経営責任者(CEO)に対する調査で、人事部内の不正行為の有無とともに、イースターブルック氏が他の従業員による不適切な行為を隠ぺいしたかどうかについて調べていることを明らかにした。リック・エルナンデス会長は7月、イースターブルック氏がある従業員と性的関係を持った疑いに関する情報を得た。これを受け、マクドナルドは同氏を提訴した。同社の幹部らによると、情報提供者は人事部のほか、他の従業員による不適切行為についても懸念を示していた。マクドナルドは、人事部と関係があるとされる疑惑についての詳細は明かさなかった。複数の元マネジャーは、イースターブルック氏の下で人事部の上層部が同僚と役員の行動に対する苦情を無視していると感じた、とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。同僚と役員の行動を人事部に報告することで報復されるのではないかと恐れたとの声もあった。