自然なフィーリングという点では、気筒休止システムも“まったく違和感がない”と報告できる。不自然なショックは皆無。そもそも2気筒モード状態を示す表示は、どこにもない。試乗中、気筒休止を意識させられる場面はなかった。

 B5シリーズは今後、ボルボ各モデルの主力となる。とはいえ、48Vマイルドハイブリッド仕様を感じさせる“特別な演出”はいっさいなかった。

街乗りで
際立つ静寂性

 新たに採用されたさまざまなシステムは、黒子に徹している。ドライバーにとっては旧型以上に静かでスムーズになった点が魅力だ。とくに街乗りシーンでの静粛性は、際立っていた。

 WLTCモード燃費は11.5km/L。全長×全幅×全高4690×1900×1680mmの大柄なボディと、1890kgの重量を考えると燃費はまずまず優秀。

 久しぶりにXC60をドライブして、パフォーマンス面でも快適性でも、そしてユーティリティや安全機能でも、このクラスを代表する高い実力車だと実感した。

 B5は、時代の要請に対して素早い対応を示した、最新のXC60である。

(CAR and DRIVER編集部 報告/河村康彦 写真/小久保昭彦)

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