ドナルド・トランプ米大統領と民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏が11月の大統領選挙投票日に向け最後の追い込みをかける中、人種的な正義や抗議活動、都市部での暴力という問題が選挙戦で議論の中心となっている。ウィスコンシン州とオレゴン州では黒人が警察に銃撃された事件に端を発する抗議活動が広がっており、トランプ氏は無法な環境を助長したとして民主党を非難。同氏は11月の大統領選挙を「誰が国家の安全を守るのか」という問題を問う国民投票にしようとしている。一方のバイデン氏は、トランプ氏と側近らが緊張をあおっていると非難。抗議活動につながった人種的な不公正や警察の不正行為に焦点を当てるとともに、暴力を非難しつつ平和的な抗議デモ参加者と協調しようとしている。
人種差別への抗議活動、米大統領選で議論の中心に
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