由緒ある日本の5大商社は明らかに割安銘柄として際立っていたものの、これまで注目を浴びることはなかった。そこに妙味を見いだしたのが、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏だ。バフェット氏は8月30日(日本時間31日)、90歳の誕生日に伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事の株式をそれぞれ5%取得したと明らかにした。複合企業(コングロマリット)である5社はいずれも、伝説のバリュー投資家であるバフェット氏のキャリアよりも長い歴史を持つ。