今夏に種子入りの不審な郵便物が世界各地に届けられた問題を受け、米アマゾン・ドット・コムは外国から米国への種子の販売を禁じた。これらの郵便物の多くには中国の消印が押されていた。米当局は、こうした種子が電子商取引サイトで簡単に販売されることに警鐘を鳴らしている。米国の農業に脅威をもたらす恐れがあるためだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したメールによると、アマゾンは米国外の販売業者に対し、9月3日から植物や種子製品の輸入を禁じると通知した。一部の業者は同日中にアマゾンのサイトから出品を取り下げる予定だという。アマゾンはまた、新たな方針を反映して規則を改正し、非米国居住者による米国への種子の輸入や米国内での種子の販売を禁止すると述べた。