先週後半の2日間は、アップル株主にとってひどい日々だった。同社株は3日に8%下落し、4日に乱高下した後、横ばいに推移して取引を終えた。株価は2週間前の水準に戻った格好だ。これが大きな修正局面の始まりだと投資家が懸念しても、無理はないかもしれない。創造的破壊をもたらすとされる大手ハイテク企業株に対しては過度の熱狂が存在したため、株価はもっと下がり得るとの見方だ。しかし、依然として、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって成長を妨げられたのではなく、後押しされた企業を選好すべき妥当な理由が存在する。状況がいかに悪くなり得るかを評価するため、われわれは最近出てきた警告について調べることから始めたい。今回これを行い、今後のコラムでこれらの人気株を大きく後退させるきっかけになりそうなものは何か、それは既に始まっているのか、そして、それが市場のそれ以外の企業や経済にどんな幅広い影響をもたらし得るかという質問に戻りたいと思う。