今後の課題は
男性CAのキャリアプラン

 CAを採用する企業側が変化したことによって、“なり手”にも少しずつ変化が起きている。川本氏が編集長を務める「月刊エアステージ』は、航空業界での就職を目指す人たちに向けた専門誌。CAを目指す男性もターゲットではあったが、実際には読者のほとんどが女性だった。しかし最近になって、読者にも変化が。

「以前は男性読者からのお便りはほとんど見かけませんでしたが、今は全体の3割程度にまで増えました。『エアステージを読んでいます』と堂々と言えるようになったのだと思います。また、今年は『エアステージ』創刊35年にして初めて男性に読者を限定した『男子客室乗務員になる本』を発行しました。これを機に、男性志望者が増えていくことを期待しています」

男子客室乗務員になる本男子客室乗務員になる本』(イカロス出版)

『男子客室乗務員になる本』は、ジェットスター航空に勤めている男性CAたちが表紙を飾っている。

「LCCは新しい航空会社の業態です。新興である分、日本の大手エアラインよりも男性CAに対する抵抗感が少なく、男性CAも珍しくありません。こうしたロールモデルがたくさんいることは、男性CAを目指す人たちが増えていく後押しになるのではないかと思っています」

 男性CAが活躍することで、今後ますます男性がCAに採用されるケースは増えていくだろうと川本氏は予想する。

 そのことが、航空会社にどのような変化をもたらすのか注目したい。