【効果の立証】
ライフキネティックは脳に変化を生じさせる力がある
とくに「運動に関連する領域」と「視覚情報や聴覚情報に関連する領域」の間で神経回路が増えていることが認められた。
それ以外にも、「ワーキングメモリに関連する領域」「自分の行動を検証してコントロールする役割を持つ領域」「運動の実行とコントロールを担う領域」の間でも、神経回路が増えることがわかった。つまり、ライフキネティックは脳に変化を生じさせる力があるといえる!
【体験者の声】
「神経可塑性が明らかに高まった」
メンタルヘルス中央研究所・ニューロイメージング科のガブリエレ・エンデ教授とトラウテ・デミラッカ
ただ、ライフキネティックのエクササイズにはあまりにも多くのバリエーションがあり、また何度も繰り返すことをしないエクササイズであるため、研究の開始時には、私たちは『これらの効果を測定することなどできるのだろうか』と心配になりました。しかし、そのような心配は無用でした。実際に、神経可塑性が明らかに高まったのですから。脳領域間での連携の強さは、作業効率の指標となりますし、認知能力や知能と相関しています」