韓国は朝鮮半島の人権に対する2番目に大きな脅威となっている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7月、北朝鮮の独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の人道犯罪に抗議する活動家の取り締まりを命じた。韓国の国家警察は100を超える人権組織に対して政治的動機に基づく監査を実施し、大統領は言論を違法化する新法を推進している。文氏は、北朝鮮との関係改善に自らのレガシー(遺産)を賭けているが、実際のところ、それは北朝鮮の危険な独裁政権に倣うことを意味している。金正恩氏の妹である金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は6月4日、風船を使用して非武装地帯にビラをまいている韓国人らを非難した。彼らを「人間のくず」や「駄犬」と呼び、韓国政府に「この茶番をやめさせる法律の制定」を要求した。数時間後、韓国政府はビラ散布活動を禁じる方針を明らかにした。警察は活動家の事務所を家宅捜索し、対北関係を統括する統一省は2団体の非営利法人設立許可を取り消した。
【寄稿】韓国の活動家弾圧、北朝鮮に倣う行為
北の脅しに屈し、韓国政府は人権組織の監査や言論の違法化を推進
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