米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は前回の大統領選まで2人の民主党候補を支持し、活発に資金集めをしたり選挙運動に参加したりしていた。だが今年の大統領選では、民主党のホワイトハウス奪還を目指すジョー・バイデン前副大統領の選挙運動にまだ公に関わっていない。
バフェット氏の不在が際立つのには幾つか理由がある。同氏がネブラスカ州第2下院選挙区で最も有名な住民であることもその一つだ。オマハのある第2選挙区は今年の下院議会選でとりわけ競争が激しい地区の一つで、勝者総取り式を導入している他州と異なり、同州とメーン州だけが使用しているシステムにより選挙人票1票が与えられる。