新党「立憲民主党」の結党大会でポーズを取る枝野幸男代表(中央)
新党「立憲民主党」の結党大会でポーズを取る枝野幸男代表(中央)=9月15日撮影 Photo:JIJI

立憲民主党と国民民主党などが合流した野党勢力が代表選を実施した。代表として枝野幸男衆院議員を選出、党名は立憲民主党に決まった。世間から見れば、まったく新鮮味がなく、期待も注目度も極めて低い状況だが、特筆すべき点がある。それはかつて「消費増税・緊縮勢力」と考えられてきた立憲民主党が、合流新党結成と代表選を境に、少なくとも減税勢力へと転換を始めたということである。(室伏政策研究室代表、政策コンサルタント 室伏謙一)

期待も注目もされない野党新党は
「帰ってきた民主党」か?

 立憲民主党、国民民主党の両党を解党し、その多くに無所属議員を加えた野党新党、党名は立憲民主党、代表は枝野幸男衆院議員ということで治まったが、「帰ってきた民主党」と揶揄(やゆ)されたり、期待もしないし、そもそも注目もしないといった見解が多かった。

 実際、安倍首相の辞任表明に続く自民党総裁選挙という実質的に次の総理を選ぶ選挙に否が応でも注目が集まり、野党新党の結成やその代表選、新たな党名決定は影に隠れてしまっていたので、関心が低くなったのは仕方がないのかもしれない。

 しかし、野党の活動への関心がもともと低かったことに原因があるのだとすれば、そもそもその責任の一旦は野党側にあると言っていいだろう。こちらも実際、このところの野党の支持率は一桁台で推移してきており、とても野党の活動に関心が集まっていたとは言い難い。