ライブハウスはコロナと共存できるのか?最新の取り組みを取材Photo:Sunash

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、クラスター(集団感染)が起こりやすい場所として行政から名指しされたライブハウス。コロナウイルスが依然として猛威を振るう今、どのような取り組みをしているのでしょうか? 1997年から静岡でライブハウスを経営しているSunashオーナーの浅原さんに取材しました。

緊急事態宣言・自粛要請の解除後も
キャンセル相次ぐ

ライブハウスはコロナと共存できるのか?最新の取り組みを取材コロナ対策に関する注意喚起を行っているPhoto:Sunash

 このライブハウスでは、緊急事態宣言・自粛要請が解除された後も、ライブのキャンセルが相次いでいるという。

「本来ならばキャンセル料が 発生するケースもありましたが、コロナ禍による延期に対しては、無料で対応しています。お客さまに、再び当店を利用してほしいからです。安全対策として、ライブを鑑賞される方には、入場時の検温・アルコール消毒と、館内でのマスク着用をお願いしています。そのほか、会場の入場制限も実施しています。本当は230人収容できるところ、半分以下の100人までに制限しています。また、ライブ中もマスクをしたまま、ソーシャルディスタンスを保っていただいています」