40代のやりたいこと探しが「教育分野で社会貢献」に行き着く罠
40代からのキャリア見直しで気を付けるべきこととは? Photo:PIXTA

キャリアを見つめ直すと
人は教育分野に行きたくなる!?

 東京商工リサーチの調査によると、上場企業の早期・希望退職の募集人数は9月14日に2020年の累計で1万人を突破しました。募集企業数は前年比1.7倍の60社に達し、2010年の85社に迫る勢いとされています。

 コロナ禍でダメージを受けた企業では今後、早期退職募集が進むと考えられ、初めて転職市場に出てくる40代以上が多くなりそうです。早期退職募集の対象になったという人に限らず、パンデミックに直面して自身の人生やキャリアについて見つめ直した人は少なくないと思います。今回は、40代以上が今後のキャリアを考える上でのポイントを考えていきましょう。

 40代以上の人に「これからやりたいこと」について聞くと、面白い共通点が見えてきます。もちろん全員ではありませんが、行き着く先が教育分野になる人が多いのです。

「残りの仕事人生を考えると、教育分野に行って社会貢献したい」

 このような希望を述べる方が少なくないのです。その気持ちはわからなくもありません。ビジネスパーソンとして一定の成功を収めた人は、自分がやってきた仕事に自負があり、自分の経験から後進に教えられることがいっぱいあるはずだと考えるわけです。キーワードは「社会貢献」。実際に教育系に転じて立派に活躍されている人もいるでしょう。

 ただ40歳を超えて「やりたいこと軸」だけで今後のキャリアを考えている状態には、少し気を付けたほうがよいと思います。