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腎機能の低下は認知機能の低下と関連する

 若いうちから腎臓の働きが低下していると、中年期以降に認知機能が低下するリスクが高い可能性のあることが報告された。30代で腎機能が低下し始めた場合、20年後の認知機能テストの結果が、項目によっては9年の加齢的変化に相当するほど差が開いていたという。米ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部のSanaz Sedaghat氏らの研究によるもので、詳細は「Neurology」9月2日オンライン版に掲載された。

 Sedaghat氏らは、若年期に末期腎不全(ESRD)のリスクを有することは、中年期の認知機能の低下に関連しているとの仮説を立て、その検証のため、若年成人の冠動脈疾患リスク因子を長期間追跡した住民ベース研究(CARDIA研究)のデータを用いた解析を行った。解析対象者数は2,604人で、ベースライン時の平均年齢は35歳、女性が54%、黒人が45%含まれていた。