ベンチャー投資のエコシステム
ベンチャー投資のエコシステムを理解することが、シリコンバレーを上手に利用する第一歩だ Photo:krisanapong detraphiphat/gettyimages

 最近、オープンイノベーションを戦略に掲げる多くの日本企業で、世界のイノベーションの中心地であるシリコンバレーをどう利用するかということが課題になってきた。その中で、シリコンバレーのベンチャーエコシステムがほとんど理解されていないという基本的な問題がある。

 ベンチャー投資のエコシステムは、アーリー(初期)とレイター(後期)の区分けがよく知られているが、最近ではより複雑になっている。今では、スタートアップ企業誕生からエグジット(株式公開やM&A)までの間に、シード、ポストシード、プリA、A、B、C……と、投資するラウンドと規模が細かく分かれてきている。そして各段階で、重点的に投資するベンチャーキャピタル(VC)が数千社ある。

 スタートアップ企業の“人生”を、節目ごとの資金調達という側面から見てみよう。