年々人気が高まっている女子美術大付属中学校

中学入試本番まで残すところ100日ほど。過去問題を解くなど、志望校合格に向けて受験生もラストスパートに入る時期だ。今回は、森上展安・森上教育研究所代表の分析を基に、9月模試の志望校結果から、2021年入試の人気上昇校について見ていく。(ダイヤモンド社教育情報)

コロナ禍に振り回される受験生

 2021年入試の受験生は春先から休校が始まり、夏にかけてオンライン授業や分散登校による対面授業など、変則的な学習を余儀なくされた。中学受験塾も同様で、慣れないオンライン授業に調子を狂わされた受験生も多かった。学習のペースがつかめず、自分の学力到達度に自信を持てない受験生も多いのか、次回触れるように、難関校の志願者が大幅に減少する可能性が顕在化してきている。

 受験生の志願動向を見るうえで、模試は重要な判断材料となる。SAPIX、四谷大塚、日能研、首都圏模試という4つの模試で記された志望校の合計から、2021年入試での人気校を今回は見ていく。

 コロナ禍はここにも影響している。まず、会場の確保が困難ということもあって、9月も会場受験ができなかった模試がある。そのため、確度が少し落ちるかもしれない点をまずお断りしておきたい。最終的には11月実施の模試結果を見て、受験生は併願校なども決めていくことになるので、今回の人気校と次回の穴場校・中堅校については、中間報告としてご覧いただいた方がいいかもしれない。
 
 7月の段階で、塾に通う小6生の状況から2021年入試の動向を推測した。経済的な影響が2009年以降の入試に及んだリーマンショックを超えるのではないかという見通しの元、中下位校は受験者数減となるとみられた。

 短縮された夏休みのあと、2学期からは通常授業が再開されたこともあってか、3カ月前に比べると、全体的にだいぶ復調傾向にある。2021年入試は小6生が2020年に比べると2%近く減少する中で行われるため、志願者が増加する学校は少ないとみられる。

 今回は、9月の模試結果から2020年に比べて人気上昇が見込まれる東京と神奈川の私立中高一貫校をご紹介していきたい。まず男子受験生、次いで女子受験生と見ていくが、共学校については、男子と女子の志願者数に大きな差がある学校が少なくない。多くの学校では女子の志願者が多く、倍率も高い。