中国国家統計局が19日発表した7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)は前年同期比4.9%増となった。伸びはエコノミスト予想を下回ったものの、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が世界経済に打撃を及ぼす前の2019年7-9月期の水準に迫り、景気回復の力強さを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想中央値は5.3%増だった。4-6月期のGDPは3.2%増、1-3月期は6.8%減だった。7-9月期のGDPは前期比では2.7%増となり、4-6月期の11.5%増から減速した。1~9月のGDPは前年同期比0.7%増。2019年通年は6.1%増だった。