周りと違うことに挑戦する若者たちは、どんな原体験に支えられ、どのように育ってきたのか。今回はオンラインキャリア相談室を運営するKakedasのCEOで、自ら立ち上げた日本ポップコーン協会会長も務める渋川駿伍さんです。小中時代にいじめられた経験が、自分だけの生き方への強いこだわりにつながっていました。(聞き手/ダイヤモンド編集部論説委員 深澤 献)
キャリア相談のインフラを構築することで、人生の主人公を増やしたいと語る Photo by Masato Kato 拡大画像表示
いじめられていた小中時代
あえて隣市の高校に進学
――1998年長野市生まれ。冬季五輪があった年ですね。
長野市内でも、私が生まれたのはリュージュ会場に近い山沿いの浅川という地域です。過疎化が進んでいて、近所に小さな子は僕しかいなくて、地域のおじいちゃんおばあちゃんに育てられました。
――ご家族は。
一人っ子です。父は市役所勤務の公務員。父方の親戚は全員、公務員です。母は自営業で、結婚式の司会やフリーアナウンサーをしています。元々は銀行員だったのですが、友達の結婚式の司会をして楽しさに目覚めたんだそうです。