ドナルド・トランプ米大統領は、前回2016年の選挙で自身を勝利に導いた戦略を再び展開している。政治広告やツイッター、ホワイトハウスのイベントなどを使って、民主党のジョー・バイデン大統領候補に対し政治的実績や認知能力などについて批判を浴びせている。だが世論調査によると、トランプ氏による一連の批判はバイデン氏に打撃を与えていない。投票日が間近に迫る中、バイデン氏に対する好感度はむしろ改善している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCが10月半ばに共同で実施した調査によると、バイデン氏を肯定的に見ているとの回答は43%となる一方、否定的な見方は42%だった。一方、トランプ氏に対して否定的なイメージを持つとの回答は53%で、肯定的は42%だった。4年前の同時期におけるトランプ氏や民主党のヒラリー・クリントン候補と比べても、バイデン氏は好感度が高い。
バイデン氏「好感度」が強み、トランプ氏の攻撃響かず
2016年当時のクリントン氏より好感度が高い
有料会員限定
あなたにおすすめ