中国の習近平国家主席は23日、朝鮮戦争への義勇軍派遣70周年を記念する式典で演説し、国家の偉業をたたえる一方、圧力を強める米国に対抗する姿勢をのぞかせた。中国は朝鮮戦争で、米軍主導の国連軍参戦で劣勢となった北朝鮮を支援するため義勇軍を派遣した。習氏はこの日北京の人民大会堂で開催された式典で、先人たちの愛国心にならい、外国の侵略者がもたらしている国益への脅威に立ち向かうよう国民に呼びかけた。国営テレビが報じた。中国で「米国の侵略に抵抗し、北朝鮮を助けるための戦い」とされている朝鮮戦争について、習氏は毛沢東の1953年の発言を引用し、「中国の国民が今や統制が取れ、軽んじられるべきではないことを世界に知らしめた」と述べた。
習氏、対米強硬姿勢示す 朝鮮戦争を引き合いに
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