成島容疑者は逮捕容疑と同じ5日、危険運転を注意した男性(72)の胸ぐらをつかんだとして、暴行容疑で逮捕されていた。複数の男性に制止されるこの時の映像も、テレビで何度も放映されていたのでご記憶の方も多いと思う。もちろん、いずれも執行猶予期間中の犯行だ。

 前述の社会部デスクによると、暴行事件の被害者男性はあおり運転を目撃した男性の親族。目撃者男性が以前、成島容疑者とトラブルになっていた被害者男性に連絡し、被害者男性が今回の件も併せて注意したところ逆上したという。「自転車を運転していただけなのに文句を言われて腹が立った」と供述しているらしい。

 目撃者男性は立件の決め手となったドラレコ映像を県警に提供。成島容疑者は、逮捕容疑となった行為を認めているものの、あおり運転については「車の運転手のマナーが悪いので注意を促しただけだ」と否認しているとのことだ。

 しかし、ネットなどで公開されているドラレコ映像を見る限り、対向車の運転はいたって普通だ。一方の成島容疑者は蛇行運転を続け、何の前触れもなく自転車のハンドルを対向車に向けて切っている。

 事故になっていないということが分かっていても、思わず「アッ」と声が出てしまうほど危険な行為だ。

 前述のデスクによると、今年2月以降、成島容疑者に関する被害の相談は40件以上あり、中には「姿を見た」だけで通報してきたケースもあったという。笑い話のような話だが、地元住民にとってはそれほど迷惑な存在だったというわけだ。

 県警は立件するに当たり、周辺を走行していた車のドライバーにもドラレコ映像を提供してもらい、解析してあおり運転に該当すると結論付けた。これまで被害届を受けた内容についても解析し、余罪として立件できるか詳しく調べている。

容易に想像できる大惨事につながった可能性

 金髪にサングラス、黒のスーツ姿…。いずれの事件を伝えるニュース映像を見ても、ドラレコ映像の姿はミュージシャンかホストのような、かなり目立ついでたちだ。

 執行猶予となった前回の事件では「ドライバーの驚く顔が見たかった」「イライラも解消した」と常識では考えられない、身勝手極まりない動機を述べていたとされる。