大栄製作所の大谷社長(著者撮影)

メキシコで自動車用部品を製造、日本本社を上回る好調ぶり

 トランプ政権によるNAFTA(北米自由貿易協定)見直しによって、2020年7月、新たにUSMCA(米国、メキシコ、カナダ協定)が発効し、これまで成長を謳歌してきたメキシコにも少し逆風が吹きそうな気配だ。

 そんな中、神奈川県綾瀬市に本社を置く大栄製作所は、2013年にメキシコに進出し、主に日産自動車向けにボンネットを開け閉めするヒンジ(ちょうつがい)などを製造している。現在、メキシコ現地法人だけで70名の従業員を抱え、年商2億円を上げている。

 直近で、大型受注を得たことから次年度決算では5億円、次々年度は10億円の売り上げを見込んでおり、日本本社を上回ることになる。

「進出した当初はいろいろと苦労もしましたが、ようやく蒔いた種が花開くところまで来たという感じですね」と、社長の大谷昇(50歳)は感慨深げに語る。