【アトランタ】米大統領選の南部ジョージア州で、民主党のジョー・バイデン氏がドナルド・トランプ大統領を得票数で逆転する番狂わせが起きた。この事態は、長らく共和党の地盤だったジョージアなどの南部州で、政党の勢力図に地殻変動が起きていることを物語っている。
ジョージア州におけるバイデン氏のリードは僅差で、再集計が行われる見通しだ。だが、民主党の南部での善戦は、南部州が将来行われる大統領選の行方を変える潜在力を秘めていることを示す。トランプ氏が現時点でややリードしているノースカロライナ州も、民主党の次の標的とみられており、バージニア州に10年遅れて「青い州(民主党支持が強い州)」へと塗り変わる可能性が出てきた。