米大統領選で民主党候補のジョー・バイデン氏が当選を確実にしたことについて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は中国やブラジルなどの指導者と同様に沈黙を貫くが、ロシア国営メディアは選挙で多くの不正があったとするドナルド・トランプ大統領の主張に支持を表明した。ロシア下院外交委員会のレオニド・スルツキー委員長は8日、バイデン氏が副大統領時代にバラク・オバマ前大統領と協力して「ロシアに対する新たな封じ込め」政策を開始したと記者団に語った。バイデン氏はこれまでロシアの外交政策を何度も批判し、2014年に同国がウクライナのクリミア半島を併合した際には対ロシア制裁を強く支持した。一方、プーチン氏は今のところ米大統領選について反応を示していない。中国の習近平国家主席、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領なども同じだ。
プーチン氏、バイデン氏当確に沈黙 中国なども同様の対応
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