2020年は、ジョン・レノンの生誕80年、そして1980年12月8日にニューヨークで凶弾に倒れてからちょうど40年に当たる。東京・六本木で大規模な展覧会「ダブル・ファンタジー/ジョン&ヨーコ」展が開催され、また、最新のリミックス・ベスト・アルバムが10月に発売されたところだ。目と耳でジョン・レノンの人生を回顧する絶好の機会である。(ダイヤモンド社論説委員 坪井賢一)

ジョン・レノンの最新ベスト・アルバムを
サラウンドで聴く

ギミ・サム・トゥルース.
ジョン・レノン『ギミ・サム・トゥルース.』2CD+1Blu-ray / UICY-79255 / 9350円(税込)/ユニバーサルミュージックより発売中

 ザ・ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」50周年記念アルバムと同様に、発売元のユニバーサルはジョン・レノンの記念ベスト・アルバム「ギミ・サム・トゥルース.」を5種類のフォーマットで発売した。⑴CD2枚とBlu-rayオーディオ1枚、⑵CD2枚、⑶CD1枚、⑷LP2枚、⑸LP4枚、である。

 デジタルで3種類、アナログで2種類だ。少ない枚数のほうはハイライト(抜粋)である。⑴のBlu-rayオーディオがもっとも音が良い。今までの音とはまったく別物である。

 いちばん大きな⑴のセットの構成はこうだ。3枚組の物理メディアとブックレットが収まったハードカバーのケースは、243㎜×250㎜×30㎜と大型で、重さはなんと1416gもある。ずしりと重い。ブックレットは同サイズで124ページ。英語版だが、日本語訳も別にある。

 アルバムはリミックスした全36曲で構成され(ハイライト盤は半分)、CDでは2枚に収録されている。

 Blu-rayオーディオには、その36曲が3つのフォーマットで収まる。第1に2chステレオ(24 bit/96kHz)、第2に5.1chサラウンド(24 bit/96kHz)、第3にドルビー・アトモス(24 bit/48kHz)だ。いずれもCDの規格を超えたハイレゾである。まちがいなくこのフォーマットが主力だ。