2つ目は「正しく評価する」ということです。
行動したことについて、何らかの評価を受けることは、内発的動機づけの発動に効果があります。
経営者、上司から良い評価を得られれば当然気持ちは上がります。また、何らかのフィードバックがあるだけでも、モチベーションアップのきっかけとなります。
例えば、報告書を提出して、すぐに上司から受け取りの返信が来て、中味についてフィードバックがあり、良くも悪くも「評価」されれば、ちゃんと見てくれているのだなと思えます。
人には周りから価値ある存在として認められたいと思う「承認欲求」があります。この欲求を満たされるとモチベーションが上がります。
ただ、テレワークだと上司は部下が仕事をしている状況を知ることが難しいので、 結果だけを見て「評価」してしまいがちです。
そうなると、不得意な仕事を任せられている部下は、どれだけプロセスの段階で頑張っていたとしても、「努力が足りない」とか「能力が低い」などと判断されかねません。本人としては精いっぱい努力し仕事に取り組んでいるのに、評価が低ければモチベーションは上がりません。
リモート環境下で、上司が間違った評価を下さないためには、1対1で対話する機会を増やし、部下の状況を正しく把握していくことが必要です。
テレワーク時代に
求められる上司像とは
会議の場で大きな声で発言し自分の意見を押し通す。自分と意見が合わない部下や失敗したことに対して大声で怒鳴りつけ、場合によれば手を上げる…。
そういう昭和の臭いがプンプン漂うゴリゴリの体育会系上司が幅を利かせていた時代は、終焉を迎えつつあります。