
日本企業の社外取締役「全10850人」を徹底評価した実名ランキングの後編をお届けする。特集『社外取バブル2025最新版 「10850人」の全序列』の#2では、上場企業の社外取全10850人を序列化し、下位5850人の実名と総得点を網羅した最新ランキングを紹介する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
「全10850人」全序列を完全公開
実名、社名で検索も可能
コーポレートガバナンス(企業統治)改革の要として脚光を浴びている社外取締役。その人材市場は空前の活況に沸き、特に女性は争奪戦の的だ。複数社のポストを掛け持ちし、年収数千万円を手にする例も珍しくなく、「社外取バブル」は膨張の一途をたどっている。
だが、その巨額の報酬に見合うだけの価値を、社外取は本当に企業にもたらしているのだろうか。
そこで本特集では、最新データを基にした独自ランキングを複数作成し、社外取の実像を徹底的にあぶり出す。第1弾となる#1『社外取締役・総合ランキング【上位5000人】報酬、兼務、業績…6つの軸で独自評価!「10850人」の最新序列を大公開』では、推計報酬額や兼務社数、業績など六つの指標を設定し、上位5000人を実名で順位づけした総合ランキングをお届けした。
今回は、その後編として残りの社外取5850人の実名と得点を公開する。ランキングでは地方銀行の存在が目立った。地銀・地銀グループ計50社で、180人の社外取の実名が確認できた。
50社の中には、百五銀行や十六フィナンシャルグループ、紀陽銀行やあいちフィナンシャルグループといった有力地銀が含まれている。このほか、電炉大手の東京製鐵やライフネット生命保険、エスケー化研やテレビ東京ホールディングスの社外取の評価もつまびらかにしていく。
それではランキングを見ていこう。次ページでは、調べたい社名や氏名のほかに、「銀行」のようなキーワードを入力することで検索ができる。あなたの会社の社外取は何位にいるか、ぜひ確認してみてほしい。